Sp sell column button

不動産売却コラム

第17回 一般媒介と専任媒介

Hr 1

今回のテーマは、『一般媒介契約と専任媒介契約』についてです。

どちらも、不動産会社に売却を依頼する契約形態ですが、色々な取り決めがあり、細かな説明が必要ですが、ここではとても簡単にご説明いたします。

『専任媒介契約』は1社の不動産会社にしか依頼できません。

しかし、業務状況の報告など、ある程度責任が課せられる契約です。

『一般媒介契約』は複数の不動産会社に売却を依頼できますが、1社あたりの責任が軽い契約になります。

これだけ比較すると、多くの方は複数に依頼できる『一般媒介契約』の方が有利な気がすると思いますが、現実には違います。

複数に依頼できるということは、不動産会社側からすると、どこの不動産会社で契約が決まるかわからないということになります。

不動産会社は契約が決まって初めて報酬をいただく『成功報酬』ですから、5社に依頼された場合には、自分の会社で契約が決められる可能性は5分の1、契約が決まらなければ販売でかかった広告費などはすべて赤字になってしまうというリスクがあります。

そのため、多くの場合、一般媒介の場合には販売活動がかなり手薄となる可能性が高いです。

でも、「たくさんの不動産会社の中で1社にしか依頼できないのが不安」と思われる方もいると思います。

ですが、現在は専任媒介契約で1社に依頼したとしても、その不動産会社が業者間ネットワークに物件の情報を登録して(義務)どこの不動産会社でも販売できるようになっています。

そのため、専任媒介で依頼した場合、販売の窓口となるのは1社になりますが、全国の不動産会社へ販売をお願いしたのとほぼ同じ状態になります。

できれば、信頼できる1社を見つけて『専任媒介契約』で依頼する。

それが、早期売却への近道だと思います。

Hr Hr