東村山、小平、東久留米地域密着型不動産
不動産売却コラム
第22回売り出し開始後、初内覧のお客さん
あなたのお家を不動産会社に販売を委任して、売りに出した直後に、内覧をしたいという問い合わせが入る場合があります。
その初内覧のお客さんは、購入してくれる可能性が高い場合が多いです。
というのも、そのようなお客さんの場合は、販売前から周辺で物件を探していて、物件情報もこまめにチェックしている場合が多いです。
また、不動産会社にも、「このエリアでこんな物件が出たらすぐに教えてください。」と頼んでいる場合が多いです。
そんな中、あなたのお家がそのお客さんの条件に当てはまっていれば、すぐに内覧や問い合わせが入り、そのまま成約となる可能性も高くなるということが想定できると思います。
そのようなお客さんがいること自体、あまり多くないので、とても幸運なことだと思うのですが、少し勘違いをされてしまう売主様も中にはいらっしゃいます。
というのも、
「こんなにすぐに見に来る人がいるなら、もう少し価格を高めに設定しておけばよかった。」
「これなら売り手主導で、強気でいけそうだな。」
というように思われてしまうこともあります。
このような状態で、最初のお客さんから入った条件交渉を強気で断り、その後、内覧もあまりなく、最終的には、最初に条件交渉で提示された価格よりもっと価格を下げて販売をすることになってしまうということも珍しくありません。
当然ですが、無理をして納得もしないで、条件交渉をのむ必要はありません。
しかし、最初のお客さんは有力なお客さんだということも考慮し、その上で、交渉内容が妥当なものなのかを不動産会社の担当者と慎重に検討して、答えを出すのが良いと思います。