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不動産売却コラム

第25回価格交渉をされた場合の対応方法

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あなたのお家を気に入って、購入をしたいというお客様が出てきたら、購入者サイドから不動産会社を通じて『購入申込書』が送られてきます。

そこには、物件の価格・契約日時・購入にあたっての諸条件などが書かれています。

値引き交渉のある場合には、この『購入申込書』で交渉を受けることになります。

そして、同じ値引き交渉でも買主様の状況で大きく2通りあります。

ひとつは、

『この価格でないと買えない』という状況の買主様の場合です。

もうひとつは、

『とりあえず価格を少し下げてよ』 という状況の買主様です。

ほとんどの交渉は、後者の『とりあえず少し下げてよ』です。

現在の不動産市場は、完全な買手市場で値引き交渉は当たり前の状況です。

物件は気に入ってるけど、最終的な決断のひと押しとして価格の交渉をしてくることが多いです。

当然断ることもできますが、買主様も断られたことで感情的になってしまい、本当は欲しかったのにちょっとしたすれ違いによって交渉決裂。

結果、その後数ヶ月物件が売れないなんてことはよくあります。

ですので、このような価格交渉にも対応できるように、

「物件の売り出し価格に値下げ分も考慮して売り出しをしましょう」というのが私の提案です。

例えば、3000万円で売りたければ、3080万円で売り出しましょうということです。

単純なのですが、少し譲歩することで気持ちよく取引ができますし、

『価格を下げる代わりに、引渡しの期日を少し待ってください』なんてことも言えます。

ただ、もし意に沿わない不本意な交渉なのであれば、きっぱり断るのが良いと思います。

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