東村山、小平、東久留米地域密着型不動産
不動産売却コラム
第7回「買い取りします!」の注意ポイント
まず、前提として通常の売却(個人の方に売る)の相場価格と買い取り(業者へ売る)の相場価格は別になります。
そして、大切なのは
「買取りの相場価格は、通常で売却する相場価格よりも低くなることです。」 です。
というのも、業者は買い取った後にはリフォームをして、利益をのせて個人の方に再販売します。そのため高く買い取るとその分、再販売時の売値も高くなり、売れない可能性があるため、一般的には通常売却時相場価格の7割~8割前後が買取り価格になることが多いです。
ただ、駅から近い人気のある物件や、築が浅くてリフォームもしないで再販売できるような物件だと通常売却の相場価格に近い価格で売れる場合もありますので、担当者に買取りだとどのくらいの価格になるのかを聞いておくのも良いと思います。
上手に買取りを利用するには、はじめから買取りだけを考えるのではなく、あくまでも通常の売却(個人の方へ売る)ができるように進めていくのが基本で、それでも売却期限があってどうしても売らないといけない場合や個人の方だと購入するのが難しい大型の物件、瑕疵(欠陥)がある場合などに買取りを利用するというのが良いと思います。
また、期限が近づいてから買取りを検討するのではなく、売却活動を開始する際に、買取りについても担当者と相談をしておくことが大切です。