頭金(自己資金とも言います)を可能な限り入れたいがいくらにすればよいか、または頭金を入れないでも購入できるかというご相談は多いです。

前者の場合、「貯金をどのくらい残しておけばいいのだろうか」という疑問が出てきます。

この場合は、万が一失業した場合に備えて会社員の場合は生活費の3~4ヶ月分くらいは失業保険の給付も考慮すると最低必要だと思います。

後者の場合は、物件本体と購入時の諸費用(登記費用、仲介手数料、火災保険、銀行保証料など)分まで含めてローン審査が通れば頭金0円で大丈夫です。

以前は諸費用分(物件価格の8~10％)は頭金がないとローン審査が厳しいこともありましたが、最近は会社員の方であれば審査が通ることが多くなりました。

また、頭金を一部だけ入れて、あとは落ち着いてから繰上げ返済するというのもおすすめです。

例えば700万円の頭金を予定している場合に、物件購入時の諸費用と引越し、家電購入費として400万円を入れて残りの300万円は引渡しが終わって落ち着いてから繰り上げるという感じです。

というのも、家具を追加購入したり、カーポートを付けたいとなったり予定していたより支払いが増えるということもあるからです。

今は繰り上げ返済がスマホやネットから簡単にできてほとんどの銀行で手数料も無料ですので安心です。

また、中古を購入した場合にはメンテンナンス費用も考えておく必要があります。

例えば5年以内に外壁や屋根などの塗り替えが必要そうで、その頃は教育費もかかる時期だったりすると資金繰りがきつくなることも考えられます。

その場合には先にリフォームをしてしまう、繰上げ返済をせずにそのままとっておくなどの対策も必要です。

今回ご相談にお越しくださったのは、私と同じ39歳のご夫婦でした。

「年明けに第一子が生まれます。それまでに家を購入したいと考えていますが、主人はローンは大丈夫だろうと楽観的ですがもうすぐ40歳ですし、私はやっていけるのか心配です」と、奥様はなかなか家の購入に前向きになれないようでした。

一方でご主人様は「家も買って子供も生まれれば気分も上がって頑張って働けるよ」これからの生活を楽しみされている感じが伝わってきました。

私事ですが、わが家は全く逆で私（夫）が心配性で妻は楽観的なのですが、やはり私の方が心配や不安を解消できないと前に進めなかったので、今回も奥様に不安を解消してもらえるにはどうしたらいいかを考えました。

奥様はお子さんが生まれてご自身の仕事を減らしたり、ご主人様だけの収入になった場合でもローン、家のメンテナンス費、教育費、車の維持費等をきちんと払っていけるのかに不安をおもちだったので、お子さんの人数、共働きとご主人だけの場合などライフプランを数パターン作成してそれぞれみていきました。

結果的には、ご主人様が考えている予算よりもう少し下げた方が安心できることがわかりました。

そしてそれは奥様が以前から思っていた予算とほぼ同じです。

普段家計をやりくりされている奥様の感覚はやはりすごいです。

ご主人様は「これからは妻の言うことに従います」と苦笑されていました(^^;

今後は奥様にも家探しを楽しんでもらいたいです。

「こたろうと犬再び」の巻

夏休みの始めに、毎年恒例になっている義父の故郷の山梨へお墓参りに行ってきました。

お墓のあるお寺に少し凶暴なコリー犬がいて毎年こたろうはその犬に吠えられまくり、おびえて逃亡ということを繰り返しています。。

今年も少しおびえはしていましたが「あんな犬ちっともこわくない！おれは負けない！」と語気荒く犬のもとへずんずん歩いていきました。

ところが犬の方がすっかり大人しくなっていて、吠えるどころかこたろうをチラリとも見ず、シーンとしてしまいました。

こたろうは拍子抜けして「あの犬は良い子になったなー、よく見るとかわいいね」と言っていました。

でも近づきません。。