4m以上の幅がある建築基準法で認められた道路に、2m以上敷地が接していないと建物を建築することができないという決まりがあります。

先日、当社に売却をお任せ頂いた一戸建の物件は、一見するとちゃんと道路に接道しているように見えました。

しかし、良く調べてみると道路が建築基準法で認められていないということがわかり、現状だと再建築不可の状態でした。

あらたに道路認定を受けるという方法もあるのですが、道路に接するお家の所有者に敷地を後退してもらう承諾が必要だったり、道路全体の測量、境界確定が必要だったりと、時間と費用のかかる大変な作業です。

結論としては、売却期限もあるため、このまま再建築ができない一戸建として売却活動を開始しました。

ただ、購入する側も再建築不可だと住宅ローンが利用できません。

そのため、現金購入の方を探していたところ、数か月後に投資用として購入して賃貸に出したいという方が見つかりました。

再建築が普通にできる物件の相場よりは少し低い金額ではありますが、無事に売却ができ、売主様にはとても喜んでもらえました。

今回のように再建築ができない物件でも投資用としてや、隣の人が買ってくれたり、業者買取という売却方法もあります。

状況によって、どのような方法が一番適しているのかをまず検討する必要があります。

お家の再建築ができないかもしれないという話を聞いた場合などは、お気軽にご相談ください。

千葉県にお住まいのA様は、ご両親から相続した空家を東村山市内にお持ちでした。

「木が伸びてお隣に入ってしまったり、ハチの巣ができたり、、片づけも遠方なのでなかなか進まず、売るにも準備がなかなかできない状態です。」とお悩みでした。

A様のように遠方にお住まいで、片づけがなかなか進まない、頼むにしてもどこに頼んだら良いのかわからないという方は結構多いですね。

そこでまずは、伐採と片付けの作業の見積もりを当社でとらせてもらい、その後、作業を進めて、10日ほどで全ての作業が終了しました。

「今まで悩んでいたのがばかばかしくなるくらい、すっきりして肩の荷がおりました。」

A様にとっては、売却よりもお家の片づけの方が悩みの種になっていたのだと思います。

家の売却をしたいけど、その前に準備をしたり、話し合いをしたり、売却を決める前段階でうまくいかないという方も多いのではないかと思います。

そのようなお困りごとのサポートが必要とされているのだとあらためて感じました。