今回はお家でペットを飼っている場合に、気を付けた方が良いことを説明します。

それは、「臭い」です。

飼い主さんは慣れていて、あまり気付かないと思いますが、中には動物が苦手なかたや、アレルギーをお持ちのかたもいます。

そのような場合には、敬遠されてしまうことがあります。

程度にもよりますが、空家で売却する場合には、壁紙やカーペットの張り替え、ハウスクリーニングを検討した方が良い場合もあります。

また、居住しながら売却する場合は、内覧が入ったときには、散歩に連れ出す、ゲージに入れる、窓を開けておく等の対策をするのが良いと思います。

少し大げさにみえるかもしれませんが、動物が苦手というかたは、思いのほかいます。

中には「ペット不可」の物件をあえて探しているかたもいます。

また、マンションの管理規約でペット不可になっている場合で、黙って飼育をしてしまっている場合は、内覧の問い合わせがあった段階で、その旨をお客様へ伝える等の対策を営業マンと考えておいた方がよいです。

ペット飼育可能なマンションの場合には、決まりごと(どんな大きさの動物を何匹まで飼えるか、管理組合への申請方法等）や、お隣、近隣住戸のかたの飼育状況等が気になるところだと思いますので、内覧のとき説明をする、空家の場合は営業マンに伝えておくのが良いと思います。

とっても住みやすくて、ご近所も良い方ばかり。何の不満もなかったわが家。

でも、お子さんが独立して今は広い家に一人住まい。

家の老朽化も進み、地震で少し傾いてしまったそうです。

このまま住み続けるのも怖いし、かといって修理をすると、500万円。

売ることを考え始めたけど、自分の気持ちに整理がつかない状態のまま悩まれていたそうです。

お話を聞くと、売却に関わる税金の優遇が使えそうですが、期限があるのでそれまでには、売却を完了させた方が良いことがわかりました。

「今日は、相談をして前に進めた気がします。期限のことを頭に入れて、もう少し考えて気持ちに整理をつけようと思います。」とすっきりした表情でお帰りになりました。

35年前に、家を買ったときのことや楽しい思い出話をお聞きして、今の家に不満があって売却を考えるのとは違い、決断するのはより大変なことだと感じました。

まだ時間はありますので、ゆっくりと気持ちの整理をして頂きたいと思います。