買主さんと売買契約を締結する場合には、売主、買主、仲介会社が一堂に会するのが通常ですが、遠方に住んでいて、どうしても来ることができない、体調が悪くなってしまった等、やむを得ず出席ができないということもありますよね。

先日も、契約前日になって売主さんより連絡があり、「体調がいまいちで、行けないことはないけど、万が一のことも考えて外出はしないようにしたい。」とご連絡がありました。

延期をするかどうかも検討したのですが、今度みなさんの予定が合うのはしばらく先になってしまいそうでした。

そこで、あらかじめ契約書類を売主さんにお渡しして、当日はテレビ電話で出席してもらうことにしました。

前日に、売主さんのスマホでテレビ電話が使えるように設定させてもらい、リハーサルなどができたので、当日はスムーズに進めることができました。

買主さんとしても、売主さんが不在の契約よりも、顔を見ながらお話しすることができて安心してもらえたようです。

こういう時期なので、対面が難しくても、うまくツールを利用させてもらいながら、柔軟に対応していきたいと思います。

今回は売買のご相談ではないのですが、ひとりで一戸建てにお住まいの方から、空いている部屋を利用できないかな？というご相談。

お子さんが独立して奥様ひとりになって、でも、今の家でこれからも暮らしたい、そして、地域の人ともつながりたい、それに空き部屋がうまく役立てられないか？そんなことをお考えのようでしたね。

現地でお部屋も見せてもらい、おけいごと教室専門でお部屋を時間貸するのが良いのかもしれませんねというお話になりました。

地域で同じようにひとりで住んでいる方とつながりを持てて、それぞれが困っていることを相談、共有したりして、それを解消するために専門家も巻き込んで輪が広がっていくようなことができたらいいですよねというお話をしました。

今後は、いくらで貸すか？、運営上のルール作り、告知方法などを提案しながら、当社も関わらせてもらいたいと思っています。

当社としても、こういう売買を目的としないお手伝いをさせてもらうのは初めてです。

これからも、今回のお客様のような地域にお住まいの方が、どんな気持ちでお家に住んでいて、どんなことに不安をもっていて、何を求めているのかなど、少しでも知ることができたらと思っています。

是非、お気軽にご相談ください。