現在、新築の在庫が少なく、金額も上がっている状態です。

これは都心部での不動産価格高騰のあおりや、木材、設備の値上げ、家を建てる職人さんの不足などが影響していますが、これを受けて、中古物件のニーズが高まってきています。

ただ、買う側としては、新築と違い劣化している部分があることやリフォームをすることに抵抗がある方が少なくありません。

売る側からすると、「好きにリフォームしてくれれば良いのでは？」と思われるかもしれませんが、買う方は「どこまで修理する必要があるのか？」「何か大きな不具合や欠陥などが潜んでいるのでは？」というような気持ちになりやすいです。

だからと言って個人の売主さんが何百万円もかけてリフォームしてから売り出すということもなかなか難しいですよね。

そうなると、売る側からの「情報提供」がどのくらいできるかがポイントになってくると思います。

。 例えば売主さんが知っている範囲で過去のメンテナンス履歴、不具合が出ているところや劣化箇所のお知らせすることや、状況に応じて建築士さんなどの専門家に調査をしてもらいその内容をお伝えする方法です。

その上で、不動産会社が買主さんに「現状はこうで、リフォームはこのくらい必要です。」ということを説明し、物件の現状をわかってもらい、少しでも安心してもらうことで、お話が進みやすくなるのではないかと思います。

「子どもたちも独立して夫婦ふたりでは広すぎてしまい、マンションへ住み替えができるのかな？と考えたはじめました。」

今回のお客様は東村山で築35年の一戸建にお住まいですが、マンションへの住み替えを検討されていました。

問題は中古マンションがなかなか出ない、出てもすぐ売れてしまうこと。

都心での新築マンション価格高騰がニュースになったりしていますが、その影響で花小金井、小平、久米川、東村山などでも物件の動きが早くなっています。

心配されているのは自宅一戸建てが売れても、購入できずに仮住まいがしばらく続いてしまうのではないかということ。

また、体力的にも引っ越しを2回するのは大変だしということで、先に購入をする方向で進めることになりました。

「でも、自宅はちゃんと売れるのでしょうか？」という心配があったので、後日、お家を見させてもらい、すぐに買取で売れる金額、3ヶ月くらいかけて個人の方に売却する場合の金額も計算してみました。

「これで道筋がだいぶ見えてきましたね。あとは物件が出たらすぐに動けるように心積もりしてきますね。」とお客様にも少し安心して頂き、一歩進めることができました。

あとは物件が出てくるのを楽しみに待ちたいと思います。(^^)