「隣の土地は借金してでも買え。」何て言われていますが、やはりお隣を買うことにはメリットが多かったりします。

例えば、お隣の土地面積が小さく、そのままだと小さいお家しか建てられないけど、隣と合わせれば広くなるというメリット。

また、日当たりが良くなる、道路との接道ができて再建築ができるようになる、間口が広がって車が入れやすくなる等、結構あると思います。

それらがわかっているお隣さんだと「売るときは声をかけてね！」なんて自分からお願いする方もいたりします。

また、土地や一戸建てに限らずマンションでも同じです。

例えば、ご両親が住んでいるマンションの別のお部屋にお子さん家族が住みたいという場合や、その逆でお子さん家族がご両親を同じマンションに呼び寄せたいという場合もあります。

このように、お隣、ご近所さんが買ってくれることは結構多いので、物件を売り出すときに、不動産会社が近隣にチラシを配布する等の販売活動はよく行っています。

ご近所付き合いやお隣さんとの関係もあると思うので、無理に声をかける必要はないですが、可能であれば売却をすると決めた段階で、まず声をかけてみるのが良いと思います。

今回のS様は東村山にマンションをお持ちで、1年前までお住まいでしたが、今はご実家の近くに住み、ご両親の介護などしながらお仕事をされています。

「せっかく自分で購入したマンションだけど、もう住まない可能性が高いです。売るか、貸すか悩んでいます。」

残念な気持ちもあると思いますが、ローン返済と管理費等の維持費も毎月かかるため、このままにしておくこともできない状態です。

まずは賃貸に出した場合、借り手はつきそうですが、リフォーム費用がかかること、それから管理組合の総会で修繕積立金を上げる必要性についても話し合われていることが気になりました。

もし、金額が上がると、オーナーとしての手取り金額も減ってしまいますし、途中で売却したとなったときに、すぐに動けないなど、貸すのはちょっと難しいかなという結論になりました。

また、コロナ禍で売却するのを保留にしている方が多いため、ライバル物件が少なく、通常よりも売れる可能性が高まっているという状況もあり、売却することに決まりました。

「メリット、デメリットもよくわかり、納得して売却に進むことが出来そうです。」

S様もすっきりとした気持ちになってもらえたようですし、そうと決まれば、スピーディーに、かつ良い条件で売却できるように、売却活動をさせて頂きたいと思います！